子離れできない親。特徴と対処法 (2)

子離れできない親。特徴と対処法 (2)

子離れできない親には、「人との距離感」がわからない、と言う人が多くいます。 ...

人との距離感は、複数の〇で表現されます。知り合い程度の人が、離れた2つの〇で表現されるなら、友達はそれより近い〇2つ。何でも話せる親友は、限りなく近い2つ〇です。

そして親子や夫婦など家族は、もっと近い2つの〇。〇が重なり合っているような距離感で接していると言えるでしょう。

人との距離感をはかることが上手い人は、無意識に、適度な距離感で人と付き合います。そしてそれは、状況に応じても変わっていきます。昔は近い距離感だったけれど、今はそれより離れた距離感で付き合っている、というように。

普段から人間関係において、それが出来ている人は、子供との距離感の取り方もうまいのです。しかし、もともと人との距離感をとることが上手くない人は、いつまでも、子供だった頃の、〇と〇が重なり合っているような距離感で付き合いたがります。子供は、うっとおしく感じます。

親にとって子離れは、子供とどんな距離感で付き合っていけばいいのか、試行錯誤する時期でもあります。それによって、人との心地よい距離感とはどういうものなのかを、親自身が学ぶ貴重な機会にもなります。

しかしそれを怠ると、子供を束縛し苦しめ続ける「子離れできない毒親」になってしまいます。

ある毒親育ちの人はこう言います。

「結婚し実家を出ても、母の干渉は続きました。20年経ち、やっと子離れしてくれたかと思ったら、今度は私に、まるで興味を示さなくなりました。私の住む地区に、大きな地震がきても、洪水が起こっても、心配さえしてくれません。自分たちでなんとかしなさいよ!と言われました」。

「子離れしてくれなかった20年の間に、私は何度も母から『冷たい』と言われました。そうなのかな・・と悩んだりもしました。やっと子離れしてくれたと思ったら、まるで他人のよう。母には、すごく干渉するか、無関心か、どちらかしかない。人のと距離感がわからない人なんだと思います。どこまで行っても母とは、大人どおしのいい付き合いができる関係にはなれませんでした。残念です」。


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