批判ばかりのモラ母。子供への影響とその末路 (2)

批判ばかりのモラ母。子供への影響とその末路 (2)

母は、私の感じ方まで批判しました。 ...

食べ物の好き嫌いを許されず、どんなものも美味しく食べるように言われました。「あの子が嫌い。遊びたくない」などと言おうものなら、「あの子は、イイコよ」と私が批判されます。母が高く評価するその子のことが好きになれない私は、母に嫌われるのかもしれない、とひどく不安になったのをよく覚えています。

忘れられないことがあります。私の友人が、地元の市議会議員に立候補しました。多くの友人たちが、彼の選挙活動を応援する中、私はそれをしませんでした。母は、私のそんな態度を激しく批判ました。「友達甲斐のない子だ」と。ショックでした。

私は母に言いました。「当選すればいいなとは思っているけれど、選挙応援したりするのは、ちょっと違うと私は思ってる。特定の政党を自分が応援することになるし、友達だからといってそこまでするのは、ちょっと・・」と。母は聞きませんでした。私を一方的に、友達を大切にしない冷たい子だと批判しました。

母は、結婚するときには、相手のご両親のことを批判しました。地方によって、慶事や人付き合いには習慣があるのに、そんなことおかまいなしに「常識がない」と切り捨てました。結婚後には、私と一緒に実家に顔を出してくれる彼の所作のひとつひとつ、箸の上げ下げまでうるさく批判しました。

私のことだけならまだしも、夫や夫の家族をひどく言われるのには、うんざりでした。そのときになって初めて私は、母の「批判癖」に疑問を感じ始めました。

思えば私は長く、自分に自信が持てないところがありました。友達の選挙活動のとき「私は、応援活動しない」と自分で決めた私なのに、母から批判され、「本当に私は、冷たい人間なんだろうか」と何年も悩んでしまったりしました。

母のような人を「毒母」とか「モラ母」とか言うのだと知ったのは最近のことです。考えてみれば、人にはそれぞれ考え方や価値観があっていいのに、それを一方的に批判ばかりするのは人格否定、モラハラです。

「そうか。私は、されるべきではないことを母からされてきたのか」と初めて気づきました。私は少しずつ変わり始めています。自分に自信を持とうと思っても、そう簡単に持てるようにはならないけれど、少なくとも、自信を失くすことはないんだな、と思えるようになりました。

そして最近、こう決めました。しばらくは母と会いません。母に会えば、今でも批判ばかりされます。私は、母から「自分」を守ろうと思います。自分を守れるのは自分しかいない・・そしてその気持ちが、私を強くしてくれています。


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