批判ばかりのモラ母。子供への影響とその末路

きょうだい差別。自分だけがダメ出しされる毎日。毒母に負わされた娘の心の傷は深かった。

子供のことを、批判ばかりしている母親がいます。そんな母親に、うんざりしている子供も。なぜ母親は、批判ばかりするのでしょうか。その原因は？　心理は？　母親に批判ばかりされていると、子供はどうなるのでしょうか。 ...

母親に批判ばかりされてきたという人がいます。母親のこと、家庭のこと、そして今なお感じ続けているという生きづらさについて語ってくれました。

私は、母から批判ばかりされてきました。

私は、５歳年下の妹とふたり姉妹でした。母が批判するのは、私のことばかり。妹のことはしません。でも、それを私は恨んだことがない。子供の頃からずっと思ってきました。「批判される私がいけないんだ」と。

妹は、おとなしい子でした。それに対し私は、いつもはみ出してばかり。母はよく言っていました。私はおてんばが過ぎると。確かに私は、母が理想とするところの「どこに出しても恥ずかしくないお嬢さん」の枠からは、完全にはずれていました。

私は、母から何をしても批判されました。友達と遊んでいても、友達にもっと優しくしなさいと批判されました。電話を盗み聞きされ、「あんなこと言うの、やめなさい」と、怒られたりしました。

これは、大人になってわかったことだけれど、私は軽度の発達障害でした。だから、余計に母は私の言動が気になったんだと思います。私が、普通にすること、言うことが、すべて母の批判の対象になりました。

母は、人一倍「世間の目」を気にする人でもありました。そんな母と私は、水と油だったのかもしれません。

しかし、その点を差し引いても私は、母を到底許す気にはなれません。母は、こんなことまで私を批判したのだから。 [...]