ヒステリーなモラハラ親 子供への言葉の暴力の実態 (2)

ヒステリーなモラハラ親 子供への言葉の暴力の実態 (2)

「かわいくない」「素直じゃない」「ひねくれもの」「感謝の気持ちはないのか」「俺を何だと思ってる!」・・一度怒り出すと止まりません。「これでもか、というくらい罵倒されます。お腹いっぱいでカツ丼が食べられない、ただそれだけの理由で」。 ...

この人は、家にいるのが苦痛だったそうです。「いつ父親が帰ってくるのか、不安で仕方ないんです。父に罵倒されるのが怖くて、我慢して食べ、吐いたこともあります」。母親も、決してかばってはくれなかったと言います。

「私はになるまで、自分はかわいげのない性格で、人から好かれないと思い込んでいました」。これが『モラハラ』の恐ろしいところです。モラハラの被害にあった人は、自分に問題がある、と思っています。そう思い込まされてしまうのです。「自分が何か言うと、人を怒らせてしまいそうで、友達とも本音で話しができませんでした。でも違ったんです。それは父が原因でした」。

それに気づき、この人は今、少しずつ生きづらさから解放されています。「父のことを考えると、今でも体が震えます。そんな自分を『弱い人間』だ追い詰めるのはやめようと思います。酷い人からは逃げる勇気も必要だと気づいたんです」。

モラハラは、精神の殺人とも呼ばれます。


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