「ダメな親だと思われたくない」。発達障害児への悪影響

発達障害は、親の育て方とは無関係だと言われています。確かに育て方が原因で、発達障害ではなかった子供が発達障害になることはありません。しかし、親の養育態度が、発達障害の人を生きづらくさせていることは、珍しいことではありません。 ...

いい親だと思われたい、ということにばかりとらわれている親は、発達障害児に悪影響を及ぼします。

発達障害の子供には、他の子にはできるのにできないことがたくさんあります。いい親だと思われたがる親は、発達障害の我が子の「他の子供より劣っている点」にばかり目がいきます。なぜなら、そのことで自分がダメな親だと思われるのではないかと心配になるからです。

毒親に育てられた発達障害の人がいます。

この人の母親は、若くしてこの人を出産しました。この母親は言います。「若いお母さんはやっぱりダメね、と言われたくなかった。だから、人一倍がんばって子育てしてきたつもりです」。 [...]