【ADHD】女性嫌いを克服する方法 (2)

【ADHD】女性嫌いを克服する方法 (2)

私という人は、全体的に「女性らしさ」みたいなものがないのかな、とも思います。私は、周りが異性やおしゃれに関心を持ち始める時期に、それに興味を抱くことがありませんでした。今でも洋服やメイクにはまったく興味がないし、身綺麗でいなくても平気なところがあります。10代の頃からずっと、ユニセックスなデザインのものを好んで購入しています。 ...

女の人を見て、自分があの人たちと同類なのかと思うと、嫌でたまりません。同じカテゴリーの人だと思われたくないです。そんな私は、『性同一性障害』なんじゃないかと疑っていました。しかし、自分が「男」であるように感じているのか、と言えばそうではない。結婚もしましたが、夫との関係には違和感を感じません。私は単に、女性が嫌いな女性なのだと思います。

発達障害の本を読んでいるときに、女性のADHDの人は、思春期以降、友人関係に悩むようになることが多い、といった記述を見ました。女子は、秘密を共有しあったり、共通の持ち物を身に着けたり、排他的な人間関係を通じて友情を深めていく。そんな繊細で複雑な人間関係にADHDの人はついていけなくなるのだとありました。「まさしく私だ」と思いました。

私が女性を見ていて感じる違和感は、性同一性障害ではなく、発達障害の影響なのかもしれないな、と思っています。そしてその結論をもって心の整理をつけることで、私はとても楽になりました。発達障害の私には、この件に限らずほかの人とは異なることがたくさんあります。同性の人が嫌いだなんて自分を否定していることにもつながるし、何より気の合う友達ができにくいのは辛い。でも、その私の感じ方・あり方も、発達障害の影響のひとつなのかもしれないと思ったとき、諦めがついたというか、無駄だからこれ以上悩むのはやめよう、と思えたのです。

私を苦しめていたのは、「みんなと同じでなければならない」という親や周りからの圧力だったのかな、と思います。そして、だれよりも、その圧力をかけ続けていたのは、自分自身だったのかもしれません。


参考
*1: James W. Forgan, PhD. & Mary Anne Richey 『Raising Girls with ADHD』

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