【認知症父７】せん妄再発の予感。予防対策にお中元はどうだろう？

精神病院に緊急入院したことのある老父を遠隔介護中。もらい物が大好きな父だから・・

父は、今から７ヶ月前に、ひどいせん妄（幻覚を見たり、服を着たままお風呂に入ったり、ゴミ箱に排尿したり、家族や知人に暴力を振るったり）を起こし精神病院に入院しました。せん妄の原因はわかってる。次に起こるとしたら「お盆」。父のせん妄の原因とその予防対策で思いついた妙案について書いてみます。 ...

父のせん妄

それは今から７ヶ月前のこと。父は、夜間せん妄を起こし、精神病院に緊急入院となりました。

父はそのとき、ネズミがいると幻覚を見て、退治しなくちゃいけないとハサミを振り回しました。助けに来てくれた親戚の男性を殴って怪我をさせ、警察を呼び、警官３人がかりでやっと取り押さえられ、精神病院の閉鎖病棟に医療保護入院。入院期間は４ヵ月に及びました。

父のせん妄の原因

てっきり父は認知症なのかと思っていたら、そうではありませんでした。病名は「急性一過性精神病性障害」。父は発症する直前に、父の兄にあたる人の危篤の知らせを受けています。とても仲のいい兄弟で、父親のいない父にとってお兄さんは「父親代わり」でもありました。何でも、お兄さんが働いて父を大学まで出してくれたのだそうです。

私は常々「お父さんは、おじさん（父の兄）が亡くなったら、その後を追うように逝っちゃうかもね」と思っていました。そのくらい仲がよかった。私の読みどおりというか、私の読みは甘かったというか、父は、おじさんの危篤の知らせを受けた段階で、正気ではいられなくなり、せん妄を起こしたようでした。

父の現在の容体

父は今では、おじさんの死をちゃんと受け止められています。入院３ヵ月が過ぎた頃から、「兄貴がなくなったのは、〇日だったかな」とか「葬式行けなかったな。（父はそのとき、精神病院閉鎖病棟の隔離室にいた）兄貴に怒られる！　化けて出られるかもなぁ」などと話ができるようになりました。退院して３ヵ月経った今では、毎朝お兄さんの写真が飾ってある仏壇にお線香をあげているそうです。