【親を介護施設に入れたい1】サ高住について調べてみた

【親を介護施設に入れたい1】サ高住について調べてみた

「サービス付き高齢者向け住宅」とは?特養、老健との違いは?調べてみた。

父、85歳。夜中に突然「ネズミがいる」とせん妄を起こし、暴れ、精神病院に緊急入院となりました。「もうお父さんとは一緒に暮らしたくない」と言う母のために探した介護施設について詳しく書いてみます。 ...

父のせん妄

それはある夜のことでした。父が夜中に突然「ネズミがいる」と幻覚を見、せん妄を起こしました。「ネズミを探さなくちゃいけない」と家中をメチャクチャにし、逃げ出したかったのか窓をストーブで叩き割ろうとし、服を抱えたまま風呂に入ったため部屋中ビショビショ。そんなことが幾晩か繰り返された後、父は「ネズミを退治するんだ」とハサミを振り回し始めました。母が止めれば止めるほど逆上する父。母は父方の親戚の男性を呼び止めてもらおうとしましたが、その人も父に殴られ大きなたんこぶを作ることに。その場で警察に通報。警官3人でやっと取り押さえられ、そのまま精神病院に緊急入院となりました。

これだけでも母は、相当怖かったことでしょう。しかし、それだけではありませんでした。父はどうやら、止めに入った親戚の男性と母が浮気していると勘違いしたようで、動物のようにウーウーと低く唸り、睨み続けていたそうです。「別人のようだった」と母はその姿や目つきが忘れられないそうです。

父の病状

父の病名は「急性一過性精神病性障害」でした。急性一過性精神病性障害とは、ショックなことがあったとき、正常にものごとを認知できなくなり、幻覚や幻聴、普段はしないような行動をする症状。父はこの騒動の直前に、仲の良かったお兄さんが危篤だと知らせを受けていました。ショックで正気ではいられなくなったのではないか?とは、家族の分析です。

入院後3ヵ月も経てば、すっかり父も落ち着きを取り戻し、亡くなったお兄さんの話が冷静にできるようにもなりました。このまま元のさやに戻るかと思われました。しかし、今度は母が問題です。母は、そのときのことが完全にトラウマになっており、父と再び同居することを拒絶していました。

アル中、DV男の父でした

実は父はアル中男で、母が父から暴力を振るわれたのは、初めてではない。息子である夫は、子供の頃に酔っぱらった父親が母親を殴っているのを見たことがある。昔から、夫の暴力に悩まされ、80歳を過ぎて、再び傷ついている母。私は母が気の毒で、母が「施設に入れたい」と言うのなら、もうあの父親から解放してあげたいと思いました。

私の介護施設探しが始まりました。

両親について

父は85歳、母は80歳。夫はひとり息子で、きょうだいはいません。私は嫁の立場です。義父義母と書くのが本当ですが、ここでは父母と書きます。

父はひざが悪くひとりで入浴できない状態。要介護1です。夫の実家は裕福ではありません。というか、はっきり言ってお金がありません。土地、家などの資産がまったくない。父には2000万円ほどの退職金があったはずですが、飲酒代に消えました。だから貯金も、ほとんどありません。

検討した介護施設

母の願いをかなえるべく、様々な介護施設について調べ、父を入所させられないか検討しました。

条件は、「要介護1」の父が入所できるところ。病院からは退院をせかされており、今すぐ入所できるところ。いったん家に退院してきてから、父を施設に送るのはほぼ不可能。だから入院先から直接施設へ、それしかない、それが母の希望でした。

特別養護老人ホーム

最初に調べたのは、特別養護老人ホーム。いわゆる「特養」。「どこも満員ですぐには入れない」という情報は過去に目にしたことがあましたが、実際、具体的に調べてみても、空きのある施設はありませんでした。

しかし何よりネックだったのは、特養は原則、要介護3以上でなければ入れないということ。父は「要介護1」。検討外でした。

介護老人保健施設

「老健」。両親の住む地域には、老健がいくつかあり、そこはどうだろうかと思いました。入所条件は「要介護1以上」。これなら父を入れることができるかもしれません。

しかしネックだったのは、介護老人保健施設は、自宅復帰を目指すために入所するもので、ずっとは入れておけないということ。父のせん妄(幻覚を見て暴れたりすること)は、もうここ何ヵ月も再発しておらず、治ったといってもいい状態。ひざが悪く入浴介助が必要なだけで、他には特に問題がないのです。

母は、ある老健に勤務している知人に直接話を聞いたらしいのですが、「入れたとしても3ヵ月しかいられない」と言われて落ち込んでいました。入院中の病院から3ヵ月で退院してくれと言われているから困っているのに、老健に入れたのでは、また3ヵ月後には次の施設を探さなくてはならなくなります。老健はやめておいた方がいいだろう、という結論になりました。

民間の介護施設

いわゆる「老人ホーム」。高額だとは聞くけれど。そういうところしかないのかな、と思いました。終身看てくれる(看取りまでしてくれる)ところであれば、母の希望通りだろうと思いました。

入所時の費用が千万単位でかかるといった話をよく聞きます。しかし、両親の住む東海地方には、入所の費用が安く抑えられているところもかなりありました。入所時の費用や月額料金は、地域差がかなりあり、老人ホームに入所させるなら、私たち息子夫婦が住む関東エリアの老人ホームを選ぶより、両親の暮らしている近隣地域(東海)で選んだ方が現実的だと思いました。

しかし、お金のない両親にピッタリのタイプの施設がさらに見つかりました! [...]


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