【親の介護は親のお金で1】実家の家計を把握する方法

【親の介護は親のお金で1】実家の家計を把握する方法

共倒れは嫌だ!浪費癖のある老親の家計を管理することにしました。

父、85歳。認知症? 夜中に突然「ネズミがいる」とせん妄を起こし暴れ、どうにもならず、警察を呼び、警官3人がかりで取り押さえてもらい、精神病院に医療保護入院となりました。(詳しい話はコチラ)。

4ヵ月の入院で、その費用は40万円近くにのぼりました。また、同居している80歳の母が、退院後は父を施設に入れたいと強く強く希望。しかし、実家には資産がない。そして一見したところ貯金もない。夫は、父の入院中に実家の家計の洗いざらい調べ、そして、両親にお金の管理を任せておいたのでは実家は破綻すると、お金を管理することになりました。 ...

両親の年金収入

夫の両親は、東海地方の某県在住。年金で暮らしています。夫はひとり息子。きょうだいはいません。私は嫁の立場の人間です。

父は85歳、母は80歳。父は元教員で共済年金。母は元会社員で厚生年金。1ヵ月の年金額は、父、約21万円。母、約9万円。

資産

資産は皆無です。土地、家、車を所持したことがありません。ちなみに墓もありません。借家住まいをずっと続けています。

貯金

ほとんどありません。父、40万円、母、100万円ほど。定年退職まで教員を勤めた父は、2000万円ほどの退職金をもらっていたはずですが、残っていません。父は完全にアル中で、口癖は「俺の退職金は、すべて酒になった」。これが父の誇りなのだから、どうにもなりません。

普通口座の残高がマイナスだった!

夫は、父の入院中に、父の通帳を母から見せてもらいました。口座の残高はなんと「マイナス160万円」でした。父の口座は総合口座になっており、定期預金が200万円あったのですが、普通口座の残高を割り込む形でお金を下ろし続けていたと思われます。定期預金を担保に借り入れている状態で、利息も取られていました。

すぐに夫が母を連れて信用金庫に行き、定期預金の解約手続きを行いました。父は入院中で不在でしたが、母が父の身分証明書を提示することで手続きできました。マイナス分を清算すると、父の貯金額は「40万円」ということになりました。

こういうことを書くと、父が認知症だからそこまで使いこんじゃったのか?と思われることと思いますが、精神科病院に入院するはるか前からこの状態です。夫は、これより7年ほど前に、夜中にこっそり両親の通帳を覗き見したことがあるそうなのですが、すでにマイナス100万円くらいでした。その後、アル中の父も年には勝てず飲みに行かなくなったので、そのマイナスは自然消滅するものと思っていたら、今回さらにマイナスが大きくなっていたので、「なんで?!」と驚くやら呆れるやら、でした。

80代、高齢夫婦の家計

支出はこんな感じです。これは、父がまったく飲みに行かなくなった(外出しなくなった)後の家計です。

家賃  ¥60,000
光熱費、NHK受信料、携帯、新聞代など ¥50,000
税金  ¥13,000
医療費 ¥2,000
医療保険 ¥12,000
母の習い事 ¥10,000
食費(スーパー) ¥70,000
日用品・薬(ドラックストア)¥43,000
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合計 ¥260,000
使途不明金 ¥40,000

使途不明金は、臨時の出費に使ったかもしれないし・・不明です。貯金されてないことだけは確かです。母は家計簿をつけておらず、かなりざーっっくりとお金を使っており、不明点について尋ねても「お父さんの物をいろいろ買ってたんだ」と言うばかりで、詳細はわからなかったとのことでした。

5年前までは、ここに父の飲酒代が加算されていたのだから、退職金の2千万がすっからかんになっていても、何の不思議もありません。

一体アル中父は、毎月いくら飲んでいたのか

月10万くらい??・・とは夫の見解。母も把握しておらず、すべては闇の中。飲酒にお金がかかり過ぎていたことも問題だけど、その金額が把握できないのはもっと問題だ!と思いました。

父は完全にアル中でした。夫がもの心ついたときにはすでにアル中で、夫は、酔っぱらって帰ってきて母に暴力を振るう姿が記憶に残っているそうです。飲酒の習慣は途切れることなく続き、5年ほど前(80歳頃)まで、週に1度か2度、行きつけの飲み屋に行き、ベロンベロンに酔っぱらって帰ってくることを常としていました。一度など、迷子のように町をさまよっていたところ、パトカーに乗せられ家まで送ってもらったのはいいのだけれど、タクシーと勘違いし降車の際に1000円札を渡し返されたという笑っちゃうけど笑えない逸話もあります。

父の飲酒代、その額概ね、月10万円ほど? 夫いわく、「何万円も入っていた財布が空になって帰ってくる」とのこと。最低でもそのくらいはいってただろう・・という感じです。ただでさえ余剰金はほとんどないのに、飲みたいだけ飲み、酔っぱらいたいだけ酔っぱらっていたのでは、家計は完全に赤字続きだったと思われます。母は、「困った人だ」とだけ言っており、その具体的な金額については夫も聞いたことがありません。「言えないくらいスゴイってこと?!」と、私は何度も怖くなったのだけれど、キレやすい父だったので、母も聞けなかったんだろうなと思います。

生活費、かかり過ぎじゃないか?!

私は母のことを、「アル中のDV夫に苦労させられっぱなしの母」だと思い込んで、結婚してから25年を過ごしてきました。父がお酒でお金をいっぱい使っちゃうから、母は買いたいものも買えず我慢を強いられているのだろうと。

しかし、今回実家の家計の詳細がわかるにつれ、私は違う印象を持つようになりました。スーパーとドラックストアでの毎月の買い物金額が、「11万以上」というのは、私的には驚愕です。こういうことは、単純に比較すべきことではないと思いますが・・うちは50代夫婦なのだけれど、月4~5万円です。

内訳は、こんな感じ。 [...]


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