「出産は命がけ」と言う母親

「出産は命がけ」。親の中には、子供を産んだことを、自分が成し遂げた偉業のように考えていたり、「出産は大変」「子育て大変」と人に言ってばかりの人がいます。この手の親は、周囲の人間にとっても、かなり厄介です。しかし、本当の問題は、子供への影響です。 ...

「出産は命がけ」と言いたがる母親の心理

「出産は命がけ」。確かにそうでしょう。だから何？・・親が命がけなら、子供も命がけで生まれてきています。そのような発言をする親は、子育ての中心が「親」、子供より自分（親）の都合を優先させる傾向が顕著です。子育ての主役は、子供であって親ではありません。

子育て大変アピールをする母親の心理

この手の親が厄介なのは、必ずしも本気で「子育てが大変で嫌だ」と思っているわけではないケースも多い、ということです。愚痴っているのか、自慢しているのか、優越感に浸っているのか・・。だから周囲の人間は疲れるのです。

子育て大変アピール。子供への影響

子供は、親がそのように話しているのを耳にすると、「自分は親に迷惑をかけているんだ」と感じます。「自分のせいでお母さん（お父さん）が大変になっちゃかわいそうだ」と考えたりもします。子供は、親のことをよく見ています。親の言っていることをストレートに受け取ります。それは、子供を傷つけているかもしれない発言だということを、親は自覚すべきでしょう。

卑屈になる子供の心理

そのような親に育てられた子供は、「どうせ自分は迷惑な存在だ」と卑屈になっていく傾向があります。逆に、「親に迷惑をかけちゃいけない」と完璧主義になっていく子供もいます。このような子供の完璧主義は、親のために「完璧な自分」を演じ続けてしまう傾向があります。「自分で自分がわからない」「生きていて楽しくない」といった生き辛さと常に隣り合わせです。 [...]

先頭へ戻る