虚無感。無価値感。自分が空っぽな感じがする..の解決方法 (2)

大人になってから感じる「生きづらさ」

このような感覚は、自覚されるのがとても遅いという特徴があります。早くても思春期、３０代や４０代になってからの人が大半です。社会に出たり、結婚するなど、自身の人生を歩み始めたとき、自分が空っぽであることに初めて気づきます。気づいた年齢が上であればあるほど、私のこれまでの人生は一体何だったんだ？とショックを受けることでしょう。また、そのように育ってきた人にとっては、自分の人生を生きたことなど、子供のころから一度もない。おとなになってからそれをするのは、途方もなく大変なことになります。 ...

生き辛さの解消方法

しかし、親から自分の人生を取り戻すことは、決して不可能なことではありません。親からされてきたことや、親に感じていることを、とにかくたくさんアウトプットしましょう。人に話してみてもいいでしょう。何かに書いてもいいです。それが難しいときには、似たような体験をしてきている人の話を聞いたり、読んだりしてください。きっとその中には共感できる内容も見つかるはずです。ひとつでも見つかったら、「自分も同じだな」と感じたその感覚を大切にしてください。

毒親から解放される方法

思い出したくないことを振り返らなければならないその時間は、辛いものになるはずです。親への怒りや憎しみが湧き上がって、どうしようもなくなるかもしれません。失った時間は取り返せないと思ったら、死にたくなるほど絶望してしまうかもしれません。自分をうーんと甘やかしましょう。美味しいものを食べ、したいことをし、「私はこれまでこんなに親に苦労させられてきたんだ。このくらいいいでしょ」と我儘なこともしてみましょう。自分を大切に、その辛い時期をなんとか乗り越えましょう。

「自分が空っぽな気がする」を克服する方法

散々怒って、散々泣いて、少し気持ちに余裕が出てきたら思い出して欲しいことがあります。それは、あなたは決して「空っぽ」などではない、ということです。親に恵まれた人なら、深く考えないでやり過ごしてしまうようなことに、立ち止まって考え悩む濃密な人生の時間を過ごしています。この辛い時間がなかったら、人を愛するということがどういうことなのか、知らずに生きていたと思う、と言った人がいます。前よりも人の痛みがわかるようになった、と言った人もいます。

毒親に骨抜きにされてしまったかのようなその「空洞」は、決して空ではないのです。自分は決して「空っぽ」などではない、と心の底から思える日は必ずやってきます。

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