毒父に育てられた息子の特徴 (2)

ダメな父親の心理

そのような毒父の心理的背後にあるのは、「息子からバカにされたくない」という思い。毒父は、弱い人間なのです。弱い人は、自分の負けや弱さを認めることができません。いつか自分を越えていくであろう息子の存在がただただ脅威に感じられます。だから、息子のことを理解しようともせず、力で抑え込もうとします。これ以上ないくらい最低の人間です。 ...

毒父に育てられた息子の心理

子供も小さいうちは、そんな父親にかなわないでしょう。父親から抑圧され、おとなしい性格の子供になっていきます。感情を露わにしたり何か言えば、怒られたり、恥をかかされたり、ボロボロにされるだけ。言葉数が少なくなります。感情を表に出すことも少なくなっていきます。

毒父に育てられた息子の問題点

そしてそれが、毒父に育てられた息子の危うさです。父親に対する怒りだけは、子供の中に溜まり続けます。感情を押し殺し、言いたいことも言わず耐えているので、ガス抜きができません。父親に対するストレスや怒りが溜まりに溜まって耐えらなくなったとき、そしてそれが、腕力でも父親を上回る年齢になったとき、父親に対して刃を向く。父親に暴力を振るう、場合によっては殺してしまう、といった最悪の事態が発生します。

息子から恨まれる父親

息子はその罪を一生負わなければならないでしょう。しかし、そうせざるを得ないほど追い詰められている子供のことを思うとき、一方的に子供だけが責められる問題ではないと思わざるを得ません。子供から、楽しいはずの子供時代を奪い、そして将来も台無しにする。毒父の罪は、深いと言えるでしょう。

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