子供に自分の話ばかりする毒親。心理と対処法 (2)

子供に自分の話ばかりする毒親。心理と対処法 (2)

自分の話ばかりする親は、とかく子供の話を聞きません。 ...

共感性の高い親ほど、子供と話しをする目的が「共感し合うこと」になってしまうため、自分とは違う考えや意見、ものの見方を聞き入れることができません。そのため子供は、自分の考えや感じ方が親に理解されない、話を聞いてくれてない、と感じがちになるのです。

また、自分の話ばかりする親は、子供が自分の話を聞かないと、不機嫌になったりします。反対意見を述べようものなら、怒り出す親もいます。

親の話しに、同意・共感してあげないと怒られる・・そんなことの繰り返しで、子供はまんまと「親の話の聞き役」にさせられてしまいます。そして、そのような環境で育つ子供の中には、「共依存」になってしまう人もいます。

共依存とは、自分に依存してくる相手(この場合は「親」)に、依存してしまうこと。親の話の聞き役にさせられている人は、友人関係などにおいても、「話を聞いてもらいたがっている人」とばかり友達になります。

人の話はよく聞いてあげるのに、自分の話はできない・・。人間関係が、常に一方通行であるために、人から頼りにされることは多くても、いい友達ができず、いつも孤独です。自分が共依存であることに気づけないと、そのままズルズルと、漠然とした生きづらさの中に居続けなくてはならなくなってしまいます。

子供は成長とともに、「その子らしさ」を増し、親と共感し合えることばかりではなくなっていきます。むしろ、それが普通であり、健全です。大人になっていく過程の中で、子供は、親とは違う人間である「自分」を見つけ、それを意識するようになります。そしてそれを、親に認めてもらいたいと願っています。

共感性の強い人にとって、誰かと共感し合いたいという欲求は、止められないものです。しかしそれは、子供とではなく、配偶者や自分の友達などとしてください。子供に、自分の話を聞かせるよりも、子供の話を共感的に聞く。そんな風に共感性を生かせたなら、子供といい関係を築けることでしょう。


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