ビクビクする子供の心理と対処法 (2)

ビクビクする子供の心理と対処法 (2)

子供がビクビクしている原因が「親」というケースです。虐待されている子供は、ビクビクしていることが多いのです。どんな親の態度が、子供をビクビクさせるのでしょうか。 ...

親の気分によって、子供に対する態度がコロコロ変わると、子供がビクビクします。同じことをしたり言ったりしても、親から怒られたり、怒られなかったりするため、予測できず、思いがけず嫌な目にあうので、ビクビクするようになります。

しかも、日常的に嫌な目にあうことが多い子供は、それに過敏になります。これは「鋭敏化」と言われ、不快な刺激を受ければ受けるほど、些細な刺激にも敏感になり、ビクビクせざるを得なくなるのです。たとえば、過去に殴られたことのある子供は、親が手をあげただけでビクッとしたりします。「あのねぇ・・」と親に言われただけで、「嫌なこと言われる!」とビクッとしたりします。

「ビクビクする」を直すことはできるのでしょうか。

ビクビクしている自分に気づいたら、大きく3回深呼吸をしましょう。深呼吸には、呼吸を整え、気分を平静に保つ作用があります。そして自分で自分に言い聞かせてください。「何にも心配しなくて大丈夫。ビクビクしないで大丈夫」・・自分にうんと優しい言葉をかけてあげてください。自分の腕を撫でたり、ぬいぐるみやタオルなど、側に置いておくと安心できるものをギュッと握るのも〇です。そしてニッコリ笑いましょう。笑顔を作ることも、気持ちを安定させることに役立ちます。

ビクビクしやすい人は、過去に、ひどいことを繰り返しされ、しかもそれを「自分のせいだ」と考えていたり、「自分が弱い人間だからだ」と自分を責めているようなところがあります。周囲をゆっくり見渡してみてください。ビクビクしているということは、そうならざるを得なかった辛い経験をしてきているという証拠です。あなたは、なんにも悪くありません。悪い点があったとしたら「運」です。子供を虐待するような親に当たってしまった「運」です。親運が悪かっただけで、あなたは何も悪くありません。ビクビクしなくても大丈夫なのです。

親の立場の方へ。子供にビクビクするような点が見受けられたら、学校や友人関係で、辛い目にあっていないか、気を配りましょう。また、そんなときには特に、親が子供に、一貫性のある態度で接することが大切です。いつでも明るく、笑顔でいてくれたら、子供はどんなに安心できることかと思います。

学校で辛いことがあったとしても、家が癒しの場になっている子供は、強くいられます。叱ったり注意をしなくてはいけないときにも、最後には、「わかった?」「約束ね」とニッコリ笑ってあげて欲しいと思います。


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