すぐキレる。上から目線。団塊世代の毒父 (2)

すぐキレる。上から目線。団塊世代の毒父 (2)

父は、いわゆる団塊の世代。高度経済成長とバブル経済下で生きてきた人間です。幼少期を貧しかった時代の日本で育ってきたからこその価値観「お金がすべて」。ベビーブームの真っ只中で生まれ育ったからこその価値観「目立つが勝ち」。父は仕事で得た財力や肩書にものを言わせ、そのデカイ態度を誰からとがめられることもなく生きてきた・・。 ...

ある日、私のこの分析癖は、ひょっとしたら毒親育ちだからではないかと気づきました。自分の感覚を信じるより前に、頭で考え過ぎてしまう。私は父を分析することで、必死で父に理解を示そうとしていた、同情の余地がどこに残っていないか探していた、なんとか理由をつけて無理やり父親を好きになろうとしてきたのではないかと気づいたのです。「こうあるべき」「こう思うべき」「こう感じるべき」を先に設定し、自分をねじまげてまでも、理想の自分を演じようとするのは、毒親育ちの特徴のひとつなのだそうです。

小学生で神経性胃炎を患い、思春期以降続いた原因不明の頭痛。死ぬこと意外考えられないほどの重症のうつ、リストカット、不眠、パニック障害・・。「父親のことが嫌い、いやそんなはずはない・・・」。私の中には、いつでも相反する気持ちが複雑に交叉していました。これらの症状は、私の心の叫びだったに違いないと思います。だって、「自分の気持ちにもう嘘はつけない。父が嫌い。あの人を見下したような態度が大嫌い」とはっきり思えるようになってから、それらの症状がみるみる軽くなっていったから。

退職後の父は、その横柄さに拍車がかかっています。「肩書がなくなればただの人」そんな当たり前のことにも気づかないから、「どうして俺の言うことを聞かない!」とあっちこっちですぐキレる。今の私は、心だけはいつでも自由。「あなたは子供からバカにされて当然の人だ。○○会社の部長である前にひとりの人間、そんな基本的なことにも気づかずに今まで生きてきたの?中身空っぽのくせに。ひとりじゃ何にもできないくせに」。口にはしない。でも、心の中で私が何を感じ思うのか、それは誰にも曲げられない。

もう2度と自分を偽りたくない。自分の気持ちに正直でいたい。死にたくなるほどのうつや、無性に自傷したくなる衝動。あんな苦しい思い、もう2度としたくないから。


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