口ウルサイ。小言が多い。心配し過ぎ!過保護な母親 (2)

口ウルサイ。小言が多い。心配し過ぎ!過保護な母親 (2)

私は、親から本当の意味で心配されたことがない。だから、心配するということが、どういうことなのか知らなかったのだと思います。小学校の頃、こんなことがありました。祖父母の家に遊びに行ったときのこと。祖母がテーブルの角に足をぶつけて血を出しました。父、母、祖父が「大変大変!」と手当てをしている横で、私は平然と宿題をしていました。「大丈夫とか言いなさい」と父。「情けない!どんなに成績がよくたって、こういうときに大丈夫?って言えない人間はダメな人間なのよ!」と母。私はそのときの気持ちをハッキリと覚えています。頭では、こういうシチュエーションでは「大丈夫?」と言うのが正しいってわかってる。でも、心配する気持ちがどう頑張っても湧いてこない・・。私はそれ以来、自分は非情な人間なのだ、私は変わり者なんだと思い込むようになりました。 ...

結婚して、夫や義父母との付き合いの中で、本物の心配は、100%相手を思う気持ちだけでできてるものなんだな、と知りました。「風邪ひいたって言ってたけどよくなった?」「台風ひどかったけど大丈夫だった?」そんなメールが本当にうれしい。「心配してくれてる人がいるって、こんなに心強いものなんだな」と初めて知りました。

そしてその経験が私を変えました。今の私は、純粋な気持ちで誰かを心配し、それを躊躇することなく口にすることができます。子供の頃の私は、されてもうれしくない心配ばかりをされてきたことで、誰かのことも心配しない方がいいのではないか、私が心配したら相手の人が不快に思うのではないかと遠慮してたのかな、と思います。

母は口癖のように「あなたのことが心配だから言ってるのよ」と言っていました。でも思います。母が心配していたのは私のことじゃない。世間体。「お母さん、あなたが心配していたのは、自分自身だったんじゃないの?」。


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