子供にありがとうを言わない毒親の対処法 (2)

子供にありがとうを言わない毒親の対処法 (2)

「あなたが生まれてきてくれてよかった」。
「私たちの子供でよかった」。
「ありがとう」。 ...

子供は大人になればなるほど、「そんな風に言われてみたいのに」といった本音を、口に出せなくなります。しかしその本音は、口に出せなくなる分だけ、「しこり」となってその人に残り続けます。そしてそれは、解消されることなく、膨らみ続けてしまうのです。それは、親を遠ざけたり、心を閉ざしがちになったりする原因にもなります。そしてそのような境遇にいる人は、「なぜ自分は生まれてきたんだろう」といった生きづらさを生涯に渡って感じるようにもなります。

どうぞ、自分を責めないでください。親から「ありがとう」と言われたことがない? それは、100%いえ、120%親が間違っています。寂しいでしょう。辛いでしょう。でも、それを言われないのは、あなたが「親から感謝されるに足らない人間」だからではありません。言う「つもり」がない人だから、言わないだけなのです。そんなの、人として大きく間違っています。

毒親育ちの人の中には、「ウチの親は、思っていても、それを口に出せない質なんだ」と、親に理解を示そうとしている人もいます。それもやめてしまってかまいません! 照れくさくても、言わなければならないことは言うべきです。「ありがとう」を言えない人に、理解を示す必要などないのです。言わなくちゃいけないこと、言った方がいいことは、本人が努力して言えるようにならなければ、どうにもなりません。それをしない親だから、子供であるあなたが、辛い気分になっているのです。親を責めていい問題なのです。

子供にありがとうを言わない毒親の治し方

子供にそんな苦労をさせないためには、どうしたらいいのでしょうか。

本当は、子供のことを愛おしく思っているのに、それが子供にうまく伝わっていないのかもしれないな、と思うなら、子供がいくつになっていてもいい、照れずに、手紙でも、メールでも、食事をしながらでも、そう伝えてあげて欲しいと思います。

今さら、と思うかもしれません。いい歳をして、何を甘えてるんだと思うかもしれません。しかし、そう言われたいと今もなお願っているあなたの子供に罪はありません。子供がそう感じているということは、それを態度や言葉で示してこなかった、もしくは、子供にうまく伝えてこれなかった親の責任です。

そしてその責任は、親がその気になれば、いつからでも果たせます。親のそのひと言は、生きづらさを感じ続けている息子、娘に生きる希望を与えるということを忘れないで欲しいと思います。


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