完璧主義の父親。息子への影響とその末路

厳しすぎる。楽しくない。家庭が息苦しい。弟は不登校に。そして僕も・・

完璧主義の人がいます。そんな人が親になるとどうなるのでしょうか。子供には、どんな影響があるのでしょうか。 ...

完璧主義の父親に育てられたという人がいます。

その家庭の様子を、そして今なお残る父親との確執を、語ってもらいました。

僕たちきょうだいを、決して認めようとしない父でした。

父は、とても厳格な人でした。僕たちきょうだいは、父から、言葉遣いや態度について厳しくしつけられました。僕は、学校より家で気が抜けませんでした。椅子の上に足をあげてるだけで怒られました。それが普通だと思っていました。父から叱られるのは、僕がダメだからだと思っていました。

父の言うことには、妙に説得力があり、父に歯向かえませんでした。なぜなら父は、何でも完璧な人だったから。たとえば車庫入れ。父の車はいつでも、車庫のど真ん中にまっすぐ入っていました。

だからだと思う。僕は、自転車を置く場所がずれていると、しょっちゅう父に叱られたけれど、何も言えませんでした。うるさいな、とは思ったけれど、父がちゃんとしてるからそれを言えないし、言ってもさらに叱られるだけ。父の口癖は、「ちゃんとしろ」「しっかりやれ」「きっちりやるように、自分で自分に癖をつけろ！」でした。

それでも僕は、父に認められたかった。父から認められたくて、頑張りました。でもどこまで行っても認められませんでした。

なぜ僕は、父から認められなかったのか。そのワケがわかったのはずっと後のことでした。 [...]

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