娘に見返りを求める母親。その末路

娘に見返りを求める母親。その末路

親がいてもどこか寂しい・・長年感じていた生きづらさの原因がやっとわかった!

娘に見返りを求める親がいます。そんな親に、悩み苦しんでいる子供も。親のどんな行為が、「見返りを求める」になってしまうのでしょうか。それには、どんな問題点があるのでしょうか。子供はそれに、どう対処すればいいのでしょうか。 ...

ある人が語ってくれました。

母の私への愛情は、やっぱりまやかしでした。母は私に、「育てた見返り」を求めてきました。

私は、会社役員の父と、専業主婦の母に育てられました。母は、私たちきょうだいを一生懸命育ててくれました。いろいろな犠牲を払って。母は、兄の出産と同時に仕事をやめ、家庭に入り、子育て一色。「あなたたちに、不自由な思いはさせたくないの」が口癖で、自分の欲しいものも我慢し、私たちにいろいろ買い与えているんだ、とよく言っていました。

それを、親の愛だと思っていた私。いえ、違和感を覚えつつも、「こんなにしてくれてるんだから、私はお母さんからちゃんと愛されてる。私は大丈夫」と、必死で自分で自分に言い聞かせていたのかもしれません。

その「違和感」の正体がわかったのは、それからずっと後、大人になった後でした。

思春期を境に私は、母の存在が重く、陶しく感じられるようになりました。何かしてもらえばもらうほど、恩着せがましく感じました。ただただ重荷でした。

母は、決して明るい人ではありませんでした。いつも、何かに文句を言い、愚痴をこぼしているような人でした。もし母が、「子供のために何かしてあげることが、私の喜び!」みたいなオーラ炸裂の人だったら、私の気持ちは違っていたかもしれない。でも母は、たーくさんのことを私にしてくれる代わりに、愚痴も多く、私は、子供のためにこんなに犠牲になってる、みたいなことをよく言っていて、「やってくれなんて頼んでない!」、そればかりか「産んでくれなんて頼んでない!」とまで叫びたい気持ちになっていたのです。

そんな私は、25歳のとき結婚しました。家を飛び出すように。逃げ出すように。「お父さん、お母さん、今まで育ててくれてありがとう」的なことなんて、意地でも言いたくないような気持ちでした。むしろ、「今まで、お母さんやお父さんの貴重な時間やお金使わせて悪かったね。迷惑だよね、私がいると。だから出ていくよ」。決して口には出さないけれど、そう思っていたのかも。

そしてそのことを、やっぱり母は根に持っていた。それに気づいたのは、それから20年目のことでした。 [...]


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