自分のことしか考えない親

自己中。意地悪。子供を振り回し続けた毒親の末路

自分のことしか考えない父と母。そんな両親に、私も妹も、傷つき、振り回され続けてきました。子供の頃から。両親が７５歳を超えた今もなお。 ...

父も母も、自分のことしか考えない人でした。「自分たちさえよければいい」・・いつでもそんなオーラが炸裂。人の迷惑おかまいなしに、好き勝手に振舞い、言いたい放題の両親と外出するのが、私は子供の頃から大嫌いでした。

そして、私たちふたりの娘に対しても。気まぐれに話しかけてきたかと思えば、急に意地悪なことを言ったり。こちらから話しかければ、冷たくしたり。自分の都合や気分で、子供を振り回します。そんな両親が嫌で、私は、わざと遠方へ就職し、家を出ました。

妹は、小さい頃にした大病で障害が残りました。歩行に大きな支障はないものの、今も足に不自由さが残る妹は、人の気持ちなどまったく考えない両親に、邪魔者扱いされたことも。妹は、心にも傷を負い、しかし私のように逃げ出すこともできず、今も実家で両親と暮らしています。

最近になって、実家を立て直す、という連絡が来ました。私５０歳、妹４６歳、親７５歳。

私はてっきり、妹にとって住みやすい家を建て直し、妹が生涯安心して暮らせるように、妹に残してやるのだと思っていました。そういう目的でしか、７０歳を超えた父と母が、家を建て替える理由はないだろうと思っていたのです。そしてそれを、私はひそかに喜ばしく感じていました。

しかし、『毒親』は、どこまで行っても毒親でした。 [...]