一方的過ぎる！説教好きの父親

一方的過ぎる！説教好きの毒父

親に、７年ぶりに電話をしました。和解しようとしましたが、失敗しました。 ...

７年ぶり父と話してわかったこと。それは、「毒親って変わらないんだな」。ただそれだけ。すべては子供のせい。全部私のせい。私は、人として入口から間違っているのだそうです。

私が、最後に両親に会ったのは、忘れもしない東日本大震災の１ヵ月後のことでした。飲食店を営んでいる私たち夫婦のところへ、突然父がやってきました。

一度でいいから、夫の作る料理を、私の接客で食べてみて欲しいと思っていました。開店して１０年。父は一度も、私たちの店に来てはくれませんでした。

父は店に入ってくるなり、我が物顔で言いました。「オウッ」。オープンキッチンの厨房に立っていた夫が、驚いて「あ、どうも」と言いました。そして父はいきなりキレました。

「お父さん、地震大丈夫ですか？　とかなんとか言えないのか！」

父は、私たちの様子を見に来たわけではなく、自分の心配をしてもらいに来ただけのようでした。

いつものことと言えばいつものこと。私は、地震の話をしたいのなら、まず、「お前のところは大丈夫だったか？」と聞いて欲しいと思いました。私は、とびっきりの接客スマイルで父にこう言いました。

「お父さん、いらっしゃい。好きなもの、食べて帰ってね。話の前に、まずは、すわって♪」

しかし、一度キレた父は、止まりません。「あんなもん、食えるか！」。

私は、へこたれませんでした。明るく言いました。「よかった。今日は満席だったの。ちょうど今、お客さん、みな帰ったところなのよ。まずは座ろうよ」。

父は、こう切り捨てました。 [...]