「親が怖い」..サイコパスな毒父 (2)

子供に対しても、とても無責任な人でした。小学生の頃、宿題の絵を仕上げていたら、父が取り上げ、勝手に色や図柄を書き足して、「どうだ、お父さんうまいだろう」と得意げでした。どう見ても「大人の作品」になってしまった宿題に、先生にも「誰かに手伝ってもらったの？」と聞かれ困りました。 ...

父に文句を言いましたが、ナント、謝るどころか「そうか、先生も感心してたか」と得意になり、それ以降、私の宿題に手を出したがりました。だからといって、私が困っているときに、快く手伝ってくれる人ではないのです。ひどい気分屋で、この前いいと言ったはずのことを、急に「だめだ」と言ったり、この前笑っていたことで、今日は激しく怒りだしたり、私はいつもそれに振り回されました。

父は、『サイコパス特性』の持ち主だと思います。
そして、その特性どおり、父も、明るく人をひきつけるのがうまい。だから、父のことを深く知らない人はみな「いいお父さんね」などと言います。

そして子供である私は、ずっとずっと「話のうまいおもしろい父」と「おそろしい父」の両極で、完全に嫌いになりきることもできず、苦しい苦しい４０年間を送ってきました。

私は、もう実家とは縁を切ることにしました。父と付き合うことに、もう疲れてしまいました。私は思いました。父との間に「親子」と言う関係がなかったら、私はあの人との付き合いを続けたいと思うだろうか、と。「危険人物だから、関わらないようにしたい」そう思うような存在だ、と思いました。

いろいろな人が私のことを「冷たいわね」「親がかわいそう」と言っることは知っています。しかしそんなことも、私にとっては今に始まったことじゃない。子供の頃から、私は毎日のように父からひどいことを言われ、されてきたけれど、行動面に問題はあっても稼ぎがよく、いい暮らしをさせてくれる父のことを母も見て見ぬふり。おじいちゃんおばあちゃんも、親戚の人も、知り合いも、誰も私を守ってくれなかったんだもの。毒親の元に生まれた私に味方なんて、どうせ最初からいないんだ！　言いたいなら言えばいい！

私は、自分の人生と家族を守ります。そう決めました。

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