子供の評判ばかり気にしている母親

「友達がいない」は毒母のせいだった！　友達から好かれているかを心配し続けた過干渉な母親

母は、私が友達から好かれているか、そればかりを気にしていました。 ...

母はかなり変わった人でした。母に友達はいません。母は、自分に友達がいないのは、友達から選ばれないからだ、と思い込んでいるようでした。母にとって、人とは２種類。「人から選ばれる人」「選ばれない人」。

だから娘である私に対しても、友達がたくさんいるのかをしきりに気にしました。私は、たくさんの友達とワイワイやる、というよりは、数人の友達と大事に付き合うタイプだと思います。それならそれでよかったのだと思います。しかし、母と接していると、私は母から「多くの人から選ばれていない人」と評価されているような気がしてならなくて、いつでも自分に自信が持てませんでした。

私は、高校生くらいから次第に、気の合う友達よりも、友達の多い人と友達になりたがるようになりました。それはなぜか。友達の多い人とは、母の定義から言うと「多くの人から選ばれている・好かれている素晴らしい人」。そんな人と友達の私も、「そういう人から選ばれてる人」という評価を母から得られるから。「あなたも友達いないのね・・」と母に暗い顔で言われなくてすむから。

毒親の洗脳が解けた今、つくづく思います。私はかなり苦しい子供＆思春期時代を送ってきたのだなと。友達の人数やどんな人と友達なのかによって、母の自分に対する評価が乱高下する不安定な毎日。「この人と友達なら、親も安心するだろう」という人と無理して友達になるから、友達といて楽しいと思ったことがない。 [...]